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治りにくい爪の水虫には内側から効くラミシール錠

2020年06月01日
水虫の踵

爪水虫は、主に足の親指の爪に発症する水虫です。外用薬では有効成分が患部に浸透しにくいため、一般的に治療では内服薬が使用されます。また、頭部白癬に関しても、外用薬を使用すると炎症が悪化することがあるため、内服薬による治療が行われます。

ラミシールは、テルビナフィン塩酸塩を有効成分とした内服薬です。特に、外用薬は効かないとされている爪水虫に効果的と言われており、体の内側からアプローチすることで水虫の原因である白癬菌への抗菌作用が期待できます。ラミシール錠の有効成分であるテルビナフィン塩酸塩は、白癬菌の細胞膜に必須であるエルゴステロールの生成を阻害する作用を有しており、テルビナフィン塩酸塩が血液に溶け込んで、患部に直接抗菌作用を働かせることが可能です。したがって、足の親指の爪など外用薬が効かない部位の水虫に対しても、効率的に治療を進めることができるのです。

ラミシールの効果に関しては、日本での販売開始前に臨床試験が行われており、爪水虫患者263名が24週間の期間に渡ってラミシールを服用した結果、約84%の222名の爪水虫患者に対して効果があったという報告がされています。また、臨床試験では爪水虫以外の水虫患者への治療効果も報告されており、爪水虫同様に外用薬が使用できない頭部白癬に対する治療効果は100%でした。

爪白癬の治療に使用する場合、1日1回食後に水またはぬるま湯で1錠服用するのが基本です。ただし、日本で推奨されているテルビナフィン塩酸塩の服用は125mgまでとされているため、テルビナフィン塩酸塩が250mg含まれているラミシール錠の場合は半分にカットしてから服用しましょう。飲み忘れには十分に注意する必要がありますが、もし飲み忘れた場合はその場で1回分を服用し、次の服用まで8時間を切っている場合は仮に飲み忘れたとしても服用してはいけません。また、飲み忘れたと気づいたときに、2回分の用量を1回に服用するのは副作用のリスクを高めるため、絶対に避けましょう。服用期間に関しては、爪白癬を完治させる場合は、24週間以上服用し続ける必要があります。

医薬品には必ず副作用がありますが、ラミシール錠も例外ではありません。主な副作用には、胃の不快感や腹痛、下痢などの消化器系の症状が挙げられます。また、非常に稀ですが、肝機能の低下や血液障害、皮膚障害などを引き起こす可能性があります。そのため、肝機能障害などの持病を持つ方はラミシール錠を使用できません。その他にも、妊娠中や妊娠予定のある女性もラミシール錠の服用は推奨されておらず、必ず医師の診断を受けてから服用する必要があります。