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水虫の治療ならニゾラールクリーム

2020年05月29日
脚にクリームを塗る女性

ニゾラールクリームは、水虫や皮膚カンジダ症、脂漏性皮膚炎、癜風などの皮膚感染症の治療に使われる抗真菌薬です。水虫や皮膚カンジダ症、脂漏性皮膚炎、癜風などの皮膚感染症は、真菌と呼ばれるカビが原因で引き起こされますが、ニゾラールクリームの有効成分であるケトコナゾールは、真菌の増殖阻止や殺菌効果があります。

ケトコナゾールは、真菌の細胞膜に必要なエルゴステロールの生成を防ぐ働きがあるため、ニゾラールクリームを塗布することで、真菌の正常な活動を阻害することが可能です。人間の細胞にも細胞膜はありますが、人間の細胞膜は主にコレステロールで構成されているため、ケトコナゾールによって人間の細胞膜が影響を受けることはありません。つまり、ケトコナゾールは人間の細胞膜の働きを阻害することなく、真菌の細胞膜のみに作用することで、効率的に真菌の増殖阻止や殺菌を可能にするのです。ちなみに、ニゾラールクリームは販売開始前に、足の水虫患者に対して臨床実験が行われていますが、水虫患者91名に対して1カ月間ニゾラールクリームを塗布した結果、約70%に当たる65名に治療効果があったと報告されています。

水虫の治療にニゾラールクリームを使用する場合は、1日1回の塗布を1カ月以上続けるのが基本です。仮に、1カ月以内に症状が改善したとしても、白癬菌が完全に死滅していないケースが多いため、水虫完治のためには使用期間を守ることが最も重要です。また、足の水虫に使用する場合は、患部以外の正常部位にも塗布しなければいけません。症状が現れていなくても、水虫の原因である白癬菌が潜んでいる可能性があるため、足裏全体から指の間、アキレス腱に至るまでまんべんなく塗布していきましょう。また、片足しか水虫になっていない場合でも、白癬菌を完全に死滅させるには、必ず両足に塗布する必要があります。なお、お風呂上りは足の皮膚が柔らかくなっており、ニゾラールクリームが角質層の内部まで浸透しやすくなるため、治療効果が高まります。

使用すると、かぶれや炎症、紅斑などの副作用が現れることがありますが、発生確率は低く、また重篤な副作用の報告はありません。しかし、ニゾラールクリームを使用して何らかの異常を感じた場合は、使用を中止して医療機関に相談しましょう。ニゾラールクリームは日本では1993年から販売されている抗真菌薬ですが、一般に販売されている治療薬ではないため、薬局やドラッグストアで購入することはできません。したがって、治療に使用する場合は、医療機関で処方してもらうか通販サイトで購入する必要があります。他の治療薬では効果がないと感じたら、医療機関を受診するか通販サイトでの購入を検討してみてはいかがでしょうか。